50th Anniversary 

50周年を迎えて

京華女子中学・高等学校マーチングバンド部 顧問 山口 弘子

京華女子中学・高等学校マーチングバンド部は50年を迎えることになりました。その間、関元校長先生を始め、荻原・大原・大久保・見附先生等の顧問の方々のご指導のもと、現在もマーチング指導者の第一人者としてご活躍の山崎昌平先生等の素晴らしいコーチにも恵まれ、創部から50年という年月を過ごしてまいりました。ここに当クラブの発展の基礎を築いていただいた多くの方々に対する感謝の気持ちを表すとともに、このクラブでともに過ごし、クラブの発展に大きく貢献してくださった卒業生・保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

私が顧問になったのは1991年です。この頃はまだ「鼓隊部」として活動していました。先輩後輩の上下関係が厳しく、とにかく生徒たちが熱心で、学校の中でも特別なクラブという印象がありました。そんな鼓隊部が存続の危機を迎えたのは阿部先生が顧問をやられていた1990年代の後半です。部員数が30名を切り、大会に出るのもやっとという状況になりました。当時「鼓隊」という編成も珍しくなり、部員数を増やすためにも管楽器を取り入れ、経験者を入部させるという選択を選ばざるを得なくなりました。2000年に「マーチングバンド部」として新しいクラブが誕生しました。最初の5~6年は試行錯誤で苦労しましたが、現在は部員数も増え、全国大会にも出場できる力をつけるまでに成長しています。

私も顧問歴30年以上を迎え、ますます大きな責任を感じております。ここまで来るのに各年代の各顧問・コーチ・先輩方がいろいろな工夫やご努力をなされながら、伝統を築き上げ、現在のクラブがあるのだということを強く胸に刻み、これからも努力していく所存です。

最後になりましたが、今日までクラブを支えてくださった学園関係者、マーチング・バトン指導者の先生方、連盟の各先生方、楽器店などの関係者各位、様々なご支援をいただいてきた保護者の皆様に深く感謝の意を表すとともに、今後益々のご声援とご支援を賜りますようお願い申し上げます。